2006年09月29日

5年前の南アランド

最近スワップ派に人気の南アランドについて気になることが・・・

SAXOのチャートではZAR/JPYはごく最近のものしかないので、代わりにUSD/ZARを調べてみました。

ちょっとびっくり。5年前の2001年12月にドルが高騰(南アランドが暴落)しています。実に最高値は13.85。

この時ドル円のレートはどうだったかと言うと、確かにドル高にはなっていますが、同じ月の最高値は132円。

ということは、その時のZAR/JPY のレートは、9.53円だったことになります。
うーん、5年間で2倍近い変動があったのですね。
スワップ狙いでもトレンドをよく確認してから仕込むのがよさそうです。

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2006年09月28日

ボラティリティについて

以前の記事で、ポンドドルのボラティリティは意外に低く、単に価格が高いから大きく動くように見えると片付けてしまっていましたが、でもやっぱり値動きが荒いように感じるので、別の観点から考えてみました。

オプション理論で一般的に使われているブラックショールズモデルでは、価格がランダムウォークで変動するという仮定で理論式が導出されています(多少近似はありますが)。
つまり、ある一定期間後の価格の変動率の分布は正規分布に従うということが大前提となっています。

しかし、実際の市場の価格変動は、正確には正規分布ではなく、正規分布の裾野が広がった形状になっているそうです。その分、中ほどの変動率が削られて、動かない領域と大きく動く領域が強調された形になっているのではないかと思います。
これは相場は大きく分けてトレンドと保ち合いの状態から成り立っているということからも何となく納得できます。

そうすると、正規分布を仮定して求められたボラティリティが同じだとしても、変動率の分布が違えば、実際の変動率の出現する確率が変わることもあり得るということになります。
つまり、値動きが激しいと考えられているポンドペアでは、変動率の分布の裾野がさらに厚くなっており、そのためにボラティリティが低い割には大きな変動率の出現する確率が高いのではないかという仮説が立てられます。

おそらく数値的にはわずかな差なんでしょうが、長年の経験から来る各通貨ペアの値動きに対する勘というのもあながち無視できないものなのかもしれません。

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2006年09月27日

ちょっとテスト

エクセルからWebページとして出力したデータをそのまま貼り付けるテストです。







Symbol EUR USD   USD JPY EUR JPY  
  1M 3M 6M 1M 3M 6M 1M 3M 6M
9/27 6.90% 7.30% 7.60% 7.20% 7.50% 7.70% 6.80% 7.00% 7.30%





こんな感じになりました。(ちょっと文字が切れてしまいますね。失敗(^^;)
これは今日のインプライドボラティリティです。さらに低くなりました。もう7%台です。こう相場が動かないとトレンドフォロー型のシステムは苦戦してそうですね。

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2006年09月26日

相場が動かない幸せ

また変なタイトルを付けると、2ch的コメントを受けるかもしれないのですが、このブログでは淡々とスワップ+オプションの話題だけ書くことにします。

もっと過激な意見はmixiの方へ移すことにします。

最近ドル円、ユーロドルなど大きな動きがないですね。ユーロ円も150円をつけてから保ち合いに入ったようです。
こういう時は動かないに限るということかもしれませんが、相場というのはどちらかと言うと動かない場面の方が多いので、こういうときに確実に儲ける戦略を取っておきたいところです。

相場が動かない時に儲ける方法はまずはスワップですね。スワップの入るポジションを何か持っておけば、確実に利益が増えます。但し、含み損に耐えられるようにレバレッジは低めにすることが必須ですが。

もう一つ、相場が動かなくても儲ける方法はオプションの売りですね。OTMのプットの売りでスワップ程度のプレミアムが高確率で得られます。

今現在、ドル円で1ヶ月113.90のプット、ユーロ円で1ヶ月145.50のプットの売りが8割近い確率で勝てます。
こう動きがないとオプションの売りを淡々をこなすだけで実質のレバレッジを上げずに利益をほぼ確実に増やすことができます。まさに相場が動かない幸せです。

情報商材の売人はこういうシステムを「100%勝てるシステム」として売り出したりするのでしょうかね。

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2006年09月25日

2%の富裕層に入れますか?

今朝の朝日新聞に「金融資産1億円超の富裕層、86万世帯 計213兆円」という記事があった。

全世帯の2%にも満たない富裕層が、純金融資産の18.4%(2000年比2%幅アップ)を占めたということで、格差が広がったということを言いたいらしい。

この記事は大多数のマス層から見ると、富裕層なんて他人事で、富裕層に対する僻みや格差社会に対する被害者意識を増長させるだけでしかない。

そういう報道を繰り返すマスコミもどうかと思うし、それに便乗して格差問題を論点にするしか庶民の人気を稼げない政治家も情けない。

富裕層の資産が勝手に増えたかのように書かれているが、リスクにさらされていない資産が勝手に増えるはずはない。資産を増やすという明確な目標の下、運用という努力をした結果が報われただけだ。

多くの人は「お金がないから資産運用なんてできない」と言う。お金がないというのは言い訳だ。せっせと宝くじやtotoを買っているお金はお金じゃないのか?資産運用ができないというのも間違いだ。ただする気がないだけだ。

今の時代、やる気があれば、わずかな資産からでも十分に資産運用することはできる。年利20%程度でも複利で運用すれば26年で100倍を超える資産となる。100万円の元手があればここで富裕層の仲間入りだ。

ここで敢えて「年利20%程度」と書いたが、多くの常識的な人はそんな高金利あり得ないと決め付け、その先に進まない。どうしたら年に20%増やすことができるかを真剣に考える人だけが富裕層へのシナリオを描けるのだ。

資産運用、それは不労所得ではない。努力に見合った収入が得られるだけだ。格差社会がどうこうという議論ではなく、真に努力が報われる社会になって欲しいものである。

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2006年09月22日

たまには相場分析

ドル円116.5円割りました。最近P&Fで注目していたレベルです。

118.00      × 118.00
117.50  × 9 ×○117.50
117.00  ×○×○×○117.00
116.50× ×○×○×○116.50
116.00×○×○×○  116.00
115.50×○×○×   115.50
115.00×○×○×   115.00
114.50×7×8×   114.50
114.00×○×○    114.00
113.50×○      113.50
113.00×       113.00
112.50×       112.50
112.00×       112.00

これで118円をブレイクした戻りが明確になりました。試しに116.5円に指値入れていたのがヒットしてました。まだ円高の余地はありますが、下値が切り上がってきているので、仮に円高に振れたとしても、長期トレンドからすると再び円安方向に戻る可能性は高いと考えます。
ちなみにこのポジションは低レバなので損切りレベルは考えていません。
スワップとカバードコールで含み損を補填しながらホールドします。

オプションでは、113.70のプットが1ヵ月ボラティリティで1σ下がったところです。ここ数ヶ月のレンジの下限に当たるので、ショートプットでプレミアムが高確率で取れますし、もしITMになったとしても、このレベルはスワップ狙いのポジションとしては居心地のよいところです。

上がっても下がってもそれなりに納得できる戦略というのが、ストレスなくトレードするためのコツだと思います。

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2006年09月20日

トレード中毒

ちょっとご無沙汰しています。
実は出張で金沢に来ています。
このように出張や旅行先でもトレードしようと思えばできるのですが、そうなってしまうと、本当にトレード中毒です。

以前、スイングトレードをメインにしていたときは、落ち着いて旅行が楽しめなかったのですが、最近、スワップ狙いの長期戦略に転向してからは、気が楽になりました。

オプション取引の場合も同様で、ショートストラングルのように調整が必要な取引は、レートが気になって仕方ありませんでしたが、同じくショートでも、満期時にインザマネーになったらそのままロングポジションになってもよいレベルでやっていれば、全く気になりません。

トレードを本業にしている人ならまだしも、単に資産運用のためにトレードを利用している人がトレード中毒になってしまっては、元も子もありません。トレード中毒にはくれぐれも気をつけましょう。

余談ですが、日本で生産される金箔は金沢がほぼ100%のシェアを占めているそうです。
やっぱりゴールドは美しいです。神頼みならぬ、金頼みということで、お土産用の金箔を買ってきました。
これで今年のトレードを乗り切りたいと思います。

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2006年09月16日

SAXOBANKでの幻のプレミアム

SAXOBANKでは、システムの障害やトラブルなどの報告は一切されていないので、これは氷山の一角かもしれないが、最終的にはトラブルは解決されたのでその顛末を報告する。

9月6日朝、私はいつものようにオプションのボラティリティを確認するために、SAXO Trader でオプション価格をチェックしていた。

最近はボラが下がって売りが仕掛けにくいなあと思っていた矢先、通常、1円程度のEUR/JPYのATMコールオプションがなんと10円と10倍近くに跳ね上がっているではないか!

最初は目を疑い、EUR/JPYでボラが急騰する原因をネットで調べてみたが、そんな情報はどこにもない。しかし、理由はどうあれ、急騰したオプションは売るに限ると思い、試しにコールオプションを売り建ててみた。

SAXOのオプションは、実際の取引ではほとんどがディーラーが間に入りクォートしてくるが、EUR/USD、USD/JPY、EUR/JPYなどいくつかのメジャー通貨ペアだけは、ディーラーを通さずに売買ができる。もし、オプション価格が異常ならディーラーチェックが入ると思い、発注ボタンを押すと、なんとすんなり通るではないか。

そして実際にポジションがオープンされている。そして、通常ならあり得ない額のプレミアムが残高に反映されている。このチャンスを逃してはいけないと思い、さらに通常なら価値のないOTMのオプションを立て続けに売り建て、資産が一気に5倍まで膨れ上がった。

その日は興奮してあまり仕事が手につかなかったが、その日の夕方、再びオプション価格をチェックしたら、通常のレートに戻っている。オプション価格はほとんど0だ。ここで買い戻せば利益は確定だ、と思い、大半のポジションを買い戻した。これで、今までの損を完全に取り戻したと喜んで就寝した。

ところが、次の日起きて残高を確認すると、昨日の利益がきれいさっぱり消えている。そして、メールをチェックすると、SAXOのディーラーから昨日のオプション価格は間違っていたから取引は無効とするという通達が。

幻と消えたプレミアムに、ああやっぱりと思いながらも、ポジションをよくチェックすると、売り建てたポジションは消されていたが、買い戻したオプションだけが残っていて、わずかだが、プレミアムを支払っている形になっている。

システムの障害のせいなのに、こちらが不利益になるポジだけ残されるのは納得がいかないと苦情メールを出した。しかし、返信がない。日本人担当者も含め、何人かにメールを出し続け、やっと返信があり、すべてのポジを消してくれたのが、昨日15日のこと。何だか病気で休んでいただとか言い訳を。問題解決までなんと10日もかかっている。

これが噂で聞いていたSAXOの対応の遅さか、と腹立ちながらも、これ以上けんかを売っても仕方ないと思い、その代わり、この件はブログに記録して怒りを抑えることに。

オプション取引で他に選択肢があれば、とっくに乗り換えるのだが、他に選択肢がないから仕方ない。ほんとに投資家の利益を最優先する業者だけが生き残れる世界になって欲しいところだ。

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2006年09月15日

為替オプションブログの紹介

為替オプションを取り扱っている国内の業者サムライFXを応援するブログを見つけたのでご紹介します。

サムライFXの最も簡単な使い方

サムライFXも一時、新規口座の開設をストップしていましたが、最近再開されたようです。
このブログでは、サムライFXのプラットフォームの使い方がわかりやすく説明されています。
これから口座を開設しようと思う方の参考になると思います。

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2006年09月14日

「最強のポイント・アンド・フィギュア分析」

今回、ポイント&フィギュア作成ツールで参考にした資料はこれ。

基本的には3枠で反転。1枠をいくつにするかは、トレードの手法にもよるが、ドル円の日足チャートの場合、1枠0.5円くらいが適当か。

チャートの更新方法は、現在、このようなチャートの場合、

  118.50
 ×118.00
 ×117.50
○×117.00
○×116.50
○ 116.00
  115.50

高値が118.50以上になれば

 ×118.50
 ×118.00
 ×117.50
○×117.00
○×116.50
○ 116.00
  115.50

と118.50の枠に×を追加。逆に安値が116.50以下になれば、反転して、列を変えて○を3個記入。

   118.50
 × 118.00
 ×○117.50
○×○117.00
○×○116.50
○  116.00
   115.50

こんな感じです。なので、この方法だと、反転したところで、○と×の位置は一つずれます。
SAXOのチャートでは、反転したところの○と×の位置が揃っていたりずれていたりなので、ルールが違うようです。

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2006年09月13日

ポイント&フィギュア作成ツール

昨日、SaxoTrader のP&Fチャートをご紹介したが、よく見るとどうもおかしい。
昨日ドル円で118円を越えたのに、118円のところに×が更新されないし。

こうなってくると、やっぱりプログラマとしての血が騒ぐ。P&Fチャートを作成するツールを作ってみた。
ツールといっても、これまで作ってきたバックテストや色々な評価ソフトにちょっと追加した程度なのでたいした作業ではない。
とりあえず、MetaTrader からexportしたデータを読み込ませて、P&Fチャートをテキスト形式で出力するだけ。正味2時間くらいで完成。こんな感じのチャートが出力された。

レートの関係でSAXOのチャートと若干変わるが、このチャートではトリプルトップをブレイクした買いシグナルのパターンになっている。なかなかP&Fというのも相場のポイントが見やすくなっている。もうしばらく眺めてみることにしよう。

ちなみにこのツール、ブログのネタのためのものなので非売品です。

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2006年09月12日

ポイント&フィギュア

以前、デイトレの自動売買システムを作っていたときにポイント&フィギュアも試してみたのですが、1分足とか5分足とかでやっていたせいか、いい結果が出そうもなくそのまま忘れていました。

最近、中長期のトレードに変えたので、ポイント&フィギュアをもう一度見直してみました。

これは、非時系列のテクニカルインディケータなので、MetaTrader のカスタムインディケータとしては作りにくい(探せばあるのかもしれませんが)ので、どこかにないかなと思っていたら、SAXOBANKのSaxoトレーダー2で見れることがわかりました。
チャートだけなので、SAXOのシステムを利用している JNS でも見れるのではないかと思います。

ちなみにドル円のポイント&フィギュアのチャートです。最近保ち合いが続いていますが、P&Fではサポートラインが上昇しているのがよくわかります。
昨日、直近のトップを上抜けて強気のサインが出ていますが、まだその二つ左側のトップと並んだ状態なので、ここを抜けると上昇の確率が高くなってくるといった感じでしょうか。

実際の売買ポイントについては、単純なブレイクだけでなく、パターンで判断しなくてはいけないので、システム化はちょっと難しいかもしれませんが、オプションに使えそうな気がします。

例えば、現在、ドル円の1ヶ月ボラティリティはだいたい8%なので、1ヵ月後に114.85を上回る確率は80%強といったところです。ここで、P&Fの強気パターンを考慮すると、実質の確率がさらに上がることになり、プレミアムを手堅く取ることができます。

システムでも何でも過去の実績だけでは信用できません。信用できるのは未来への確率だけです。

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2006年09月10日

最近思ったこと

バブルの頃、理系の大学や大学院を出て金融業界に就職した者が大勢いた。その当時、全く金融には興味なかったので、何しに行くのだろうと疑問に思っていたが、今、為替やオプションのことを調べ始めて、納得した。その当時デリバティブなどの高度な金融商品を設計するためには数学の知識が必要だったのだ。

最近理科離れで理系の大学に進学する者が減っている。少子化に輪をかけて地方の私立大などは深刻な問題である。一方、最近ネット株など投資や投機が身近になり、金融への興味は高まっている。分野はどこであれ、理系で身につけた数学的な考え方やプログラミングの技術は必ず投資で役立つはずだ。理系離れと嘆くだけでなく、理系の使い道をもっと世間にアピールする必要があるのではないだろうか。

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2006年09月08日

プレミアムアカウント

以前、シティバンクのプレミアム・デポジットというオプション取引をご紹介しましたが、シンガポールのシティバンクでは、プレミアム・アカウントという名前で同様なオプション取引がサービスされています。

通常、銀行は国内在住者を対象にサービスしているわけですが、シンガポールのシティバンクでは国外在住者向けのサービスも行っています。

http://www.citibank.com/singapore/ipb/japanese/index.htm

日本からでも郵送だけで口座開設できるそうです。日本のプレミアム・デポジットよりかなり柔軟な取引が可能なようです。現在資料請求中です。

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2006年09月07日

「外国為替のオプション」

為替王さんのメルマガで紹介されてからアクセスも増え、ブログ村ランキングも13位まで上がってきました。

今日はオプションに関する本を一冊紹介します。

これはオプションでも外国為替に特化したもので、外国為替に関する様々なオプション取引が説明されています。まだ個人投資家が手軽に為替オプション取引はできないので、機関投資家、ヘッジファンドなどの実務家向けと位置づけられています。

もともとは、アメリカのビジネススクールでのテキストとして書かれたものなので、こうすれば儲かるといった類の本ではありません。かと言って、オプションの理論だけを並べただけのものでもなく、実際のオプション取引の事例を交えて、最小限の数式も使いながら具体的に解説されています。

オプション取引は、スポットポジションのヘッジのために利用するという先入観があったのですが、そうではなく、まずオプション取引があり、それをヘッジするためにスポットポジションを使うことがよく行われていると書かれていました。

オプション価格の変動リスクは単にレバレッジではなく、原資産の変化に対するオプション価格の変化(デルタ)なので、この傾きに合わせてスポットポジションの量を変えていくそうです。大口取引だからできるヘッジ方法です。

そのようにリスクヘッジをちゃんとやっていれば、とても年率何百%なんていう利益は期待できないということがわかります。逆に破産するということも同様の確率であり得ないということでしょうが。

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2006年09月06日

eワラント

国内でできる為替オプション取引ですが、もう一つあります。eワラントです。これは多くの証券会社で取り扱っているのでご存知の方も多いでしょう。

http://www.gs.com/japan/ewarrant/index.html

これはブラック・ショールズモデルで計算するとかありますから、オプション取引そのものです。但し、買いからしか入れません。

オプションの買いの場合、大きく動くことが利益につながりますから、ボラティリティの大きい株式ワラントを買う人が多いかもしれません。まあボラティリティが低ければオプション価格も安いのでレバレッジを上げれば同じことかもしれませんが。

で、気になるのは価格なんですが、ここから調べられます。

http://www2.drvs.ne.jp/gs/

例えば、11月15日満期で115円ストライクのドル円のワラントですが、コールは14.15円、プットは13.03円とあります。115円はスポット価格に近いので価格は高めになっています。

購入最小単位は1000ワラントなのですが、ドル円の場合1ワラント=5ドルらしいので、5000ドルのオプションを購入することになるみたいです。それを高くても数万円で買えるわけですから、手軽と言えば手軽です。

ただ、同じ条件のオプションをSAXOBANKで出してみると、コールは9.4円、プットは8円とかなり割安です。やはり、買い手が顧客で売り手が業者という関係は対等ではないということでしょうね。

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2006年09月05日

シティバンクのプレミアムデポジットの続き

前回の記事でシティバンクのプレミアムデポジットがオプション取引で、プレミアムはSAXOBANKとたいして変わらないと書きました。が、やっぱり違います。

先週末のデータですが、100万円のプレミアムデポジット(対米ドル、差額0円)の1ヶ月のプレミアムはCITIの6625円に対して、SAXOのPUT売りのオプションのプレミアムは、10675円。3ヶ月の場合、CITIの12250円に対してSAXOの22887円。

これはかなり違うと思われるかもしれませんが、PUTの逆、CALLの売りの場合を見てみましょう。シティバンクでは、8540ドルのプレミアムデポジットを対円で組むことになります。円高だとドルでプレミアムがもらえて、円安だと円に戻ります。それぞれのプレミアムを円で換算すると、1ヶ月のプレミアムは、CITIの7167円に対してSAXOは6490円。3ヶ月では、CITIの13250円に対してSAXOは10163円と今度はCITIの方が高いのです。

トータルするとやっぱりSAXOの方がプレミアムは高いのですが、どうしてPUTとCALLでこう違いがあるのでしょう?

為替オプションの価格は通貨の金利差が関係します。ドル円の場合、ドルの方が円より金利が高いので、理論上、PUTの方がCALLより高くなります。SAXOのオプションは、金利差を5%とした理論値に近い値となっています。

そういうことから考えると、CITIのプレミアムは金利差がほとんどないという条件で算出しているように見えます。確かにシティバンクの普通預金は円もドルも金利は0.1%で金利差はありません。そうすると、CALLとPUTのわずかな差はボラティリティがCALLとPUTでわずかに違うということで説明ができるのかもしれません。

実際にインターバンクでのオプション取引で金利差を勝手に0にしてはまずいでしょうが、シティバンクの場合、プレミアムデポジットを他の金融機関と取引するわけではなく、シティバンクの内部だけで完結させているので、問題はないのだと思います。

ただ問題は、常にオプションの売り手が顧客で、買い手がシティバンクという関係で、果たして対等な取引ができているかということです。単に通貨を交換する場合は手数料がはっきり見えますが、オプションの場合、直接手数料が見えないので、実はシティバンクのいいカモになっているのかもしれません。

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最初にお読み下さい

このブログの管理人 toyolab は、為替取引歴3年の個人投資家です。仮の姿は電子情報教育研究系サラリーマンですが、個人プログラマーという別の顔も持っています。

FXトレーディング研究所と称して、為替取引について色々と調べたりしたことを独断で記事にしています。

これまで扱ったテーマは、

「自動売買システム」
「システムトレーディング」
「MetaTrader のカスタムインディケータ」
「ランダムウォーク」
「オプション取引」

などです。

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2006年09月04日

シティバンクのプレミアムデポジット

日本でもできる為替オプション取引ありました。シティバンクのプレミアムデポジットです。

シティバンクの説明にはオプションとは一切書いていませんが、これはコール、プットのヨーロピアンオプションにかなり近いものです。

例えば、今のドル円のスポット価格を117円とします。
プレミアムデポジットの一例として、100万円をドルを相対通貨、期間を1ヶ月、差額を0円として預けると、1ヵ月後に117円より円安になっていれば、年率で換算して9%の金利(7500円)がつき、逆に117円より円高になっていれば、1ドル117円のレートでドルに交換(8547ドル)するというものです。
要はドル円のレートによって、100万円が1007500円になるか、8547ドルになるかが決まるということです。

これはまさにオプション取引で、次のように読み替えることができます。
レバレッジ1倍で100万円の証拠金で8547ドルのドルプットの売りポジションを建てます。プレミアムは7500円です。1ヶ月後にドル円が117円を上回っていればオプション価格は0になり、そのまま7500円のプレミアムを受け取れます。逆に117円を下回っていれば、8547ドル分のドル円のロングポジションを117円で構築したことになります。

どちらの場合も117円より円高になるとドルを円に戻す(ロングポジションを売り戻す)と円で損がでます。そういうことなので、シティバンクでは、このプレミアムデポジットを元本保証でないリスクのある商品として、プロファイリングや電話での確認なしには購入できないようになっています。

SAXOBANKなどの投資銀行でできるオプション取引は期間や行使価格などにかなり柔軟性がありますが、売りオプションとして得られるプレミアムとしてはそれほど大きな差はありません。オプションで高い確率で儲けられるとしてもこの程度だということです。過度な期待は禁物です。

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2006年09月02日

為替王さんからの回答(為替オプションについて)

為替オプションについて為替王さんに質問した回答が早速メルマガとして送られてきました。
正直言って質問したその週に回答していただけるなんて思ってもいませんでした。
それだけでも感謝ですが、おまけに当ブログまで評価していただき、本当にびっくりです。
うれしかったのでメルマガで送ってきた質問と回答の部分を引用させていただきます。

< < < Question No.254 > > >

為替王様、はじめまして。為替取引歴3年のtoyolab と申します。
今回、為替オプション取引について質問があります。
為替マーケットのレポートなどで、オプションバリアがあるとか、オプションの
満期を迎えるとかよく聞きます。確かに銀行や機関投資家の間ではオプション
取引が行われているのだと思うのですが、個人で為替オプション取引をやろうと
思っても対応している業者がほとんど見つかりません。オプション取引の用語や
手法については、様々な金融サイトに掲載されているので自分で勉強はできるの
ですが、実践することがなかなかできません。オプション取引はリスクをヘッジ
するために有効な取引手法だと思うのですが、これは将来個人でも利用できる
ような環境になっていくのでしょうか? あるいは、個人相手が難しいのなら、
どういう理由によるものなのでしょうか?
ブログ、メルマガともに購読していますので、お暇な時にでも扱っていただけ
れば幸いです。 (By Toyolabさん)

< < < Answer No.254 > > >
Toyolabさん、こんにちは。

通常の為替取引は、個人投資家でもリーズナブルな手数料でスムーズに取引でき
るようになりました。しかし、為替オプションについてはまだまだです。
Toyolabさんのような高度な取引を望む投資家が日本ではまだ少ないことも
理由のひとつと思いますが、私はこれはもう時間の問題だと思います。
為替オプションなどのやや高度なデリバティブ取引や、債券取引などは、
いずれ個人にも取引しやすい時代がやってくると私は思います。

金融機関が個人相手のビジネスにしにくかった別な理由として、相対取引
(非取引所取引)中心であることが挙げられます。機関投資家間では
カスタマイズされた相対取引が活発ですが、小口の個人相手だとある程度
定形化することが求められるので、そのあたりは金融機関側にコストがかかり
ます。 現在のFX(外国為替証拠金)取引は日本で初めて、非取引所取引が
個人向けビジネスとして花開いたケースだと思います。 だから私は、最初に
取引システムや契約条項をつくったひまわり証券さんなどは本当に偉いと思って
います。

オプションもいずれ個人の間でニーズがもっと高まって、
金融機関同士の競争がもっともっと活発化することを期待しています。

PS
Toyolabさんのブログは興味深い記事ばかりです。数ある投資系ブログの中
でもオプションの本質を語れるブロガーは非常に少ないと思います。
ハイレベルな内容の記事が多いので、中上級者の方はもちろんですが、
初心者の方も頑張ってトライしてみてください。
勉強になります。(↓)
http://forex.toyolab.com/

はっきり言って、為替王さんのメルマガでの紹介はどんなランキングサイトよりも効果があります。今日のアクセス数は既に普段の3倍以上を記録しています。

FX取引環境もここ数年でサービスが格段に向上してきました。オプション取引も個人は無理だとあきらめないで、投資家自身がその必要性をどんどん訴えていけば、いつかは実現できるのではないかと希望が出てきました。

為替王さん、どうもありがとうございました!
この場を借りて御礼申し上げます。

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