2007年09月03日
カバードコールの代わりの戦略
これまでは、プット売りが権利行使されてスポットのロングポジションが建ったら、コール売りを建てる、いわゆるカバードコールの戦略を取ってきました。ドル円、ユーロ円などでは、ロングポジでスワップがつくので、利食いレベルにカバードコールを建てるのは、ローリスクでスワップ+プレミアムが得られる定番の戦略です。
ところが、ユーロドルのようにスワップがあまりつかない上に、スポット(この場合ショートですが)ポジがかなり下で利食いレベルがほど遠い場合、カバード戦略(この場合カバードプット)もあまり効果がありません。
そこで、今回、ユーロドルのカバードプットが満期になるので、別の戦略にしてみました。具体的なポジションでその手法を説明します。
今、1.3616 でユーロドルのショートポジションがあります。現在のスポットレートは1.3641です。これだけのポジであればカバードプットでもいいのですが、実はもっと下にショートポジションがいくつかあります。近い将来ユーロドルが大幅に下落する見込みもありません。
なので、スポットのショートポジションはしばらく保持するという前提で、スポットの売値を上げるという考えでオプションを建ててみました。具体的にはスポットポジションを決済して、1ヶ月満期で1.3650ストライクのコールを売り建てました。プレミアムは97pipsでした。
これで、利益は97-25=72pips となります。この戦略はカバードプットで得られる為替差益を放棄する代わりに限られた利益を得るものですが、従来のカバードプットで権利行使されない場合、スワップ+カバードプットの利益よりは大きいものになります。またレートが上がったとしても、スポットポジションの売値を上げることができます。
カバードコール(プット)であまり利益が見込めない場合は、スポットを決済して再びプット(コール)売りを仕掛けるのもありかなと思いました。
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