2008年12月05日
SAXOでボラティリティ表示
SAXO系のプラットフォーム(SAXO Trader, SVC Trader など)でバージョンアップが行われました。
今回、オプション関連でいくつか変更点があり、ボラティリティが表示されるようになりました。
ただ、Mid volatility とあり、PUTとCALLを切り替えても同じ値を示します。
満期日とストライクを変えると確かに変化するので、PUTとCALLの中間値を表しているのかもしれません。そういう意味ではあまり正確ではないような気がします。
まあ、これまでボラティリティ情報が全くなかったのでに比べれば、大きな進歩だと思いますが。
2008年11月27日
オプション関連のE-book
日本ではまだオプション取引がポピュラーではないので、日本語の情報も限られています。Webで検索すると断片的に情報は手に入りますが、まとまった情報はあまりありませんでした。
今回、以下のサイトでオプション関連のE-bookを販売していたので紹介します。
最初目次を見た時に、使えるかどうかは別にして、60個以上のオプションの戦略を網羅しているのに驚いて、これが数千円ならいいかと思い、購入してみました。
E-bookなので、出版物ほどきれいに編集はされていませんが、確かにボリュームはあります。文書だけで説明がわかりにくい部分もありますが、購入者向けのWebサイトで図表や関連リンクのフォローがされているので、良心的と言えるでしょう。
単にオプションの戦略だけでなく、オプションに関連するテーマもたくさん詰め込んであります。個人的にはオプションに関して何か調べる時のポータルサイト的な使い方ができるかなと思いました。
トレーダーズショップで、ブルベア大賞2008-2009のノミネート応募が始まりました。
2008年11月26日
やっぱりカレンダースプレッドか
ポジション取ってからシミュレーションしてみるという行き当たりばったりのやり方で迷走しているFXオプションシステムです。
昨日とった変則カレンダースプレッドですが、もともと買いシグナルに合わせてショートプットでプレミアムを稼ごうというのが頭にあったので、勝っている方向では損失を出さず、負けた場合の損失を減らそうと、OTMのプット買いを建てたのでした。
しかし、今日、シミュレーションしてみると、確かに勝っている方向では損失は出ませんが、ストライクが離れているので、あまり負けた時のヘッジにはなっていませんでした。
実際、シグナルを出しているシステムは勝率50%で、満期時にATMの前後で終わることが多いので、その辺で利益が出るオプションの方が好ましいことに気付きました。
ということは、普通のカレンダースプレッドでいいのではないかと思いました。これまでカレンダースプレッドって、満期日が違うので特性がイメージしにくかったのですが、二つのポジションでバタフライのような特性が出せるので、意外に便利です。
次回のシグナルからカレンダースプレッド試してみることにします。
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2008年07月22日
高金利通貨買い+オプション戦略終了
以前の記事で紹介した高金利通貨買い+オプションでヘッジ戦略ですが、結果的に負けトレードにしました。
まずは、買い入れたタイミングが悪かったです。
去年の11月半ばですが、以下のレートで買いポジションを取ってしまいました。
TRY/JPY 93.80円
NZD/JPY 83.90円
ISK/JPY 1.840円
ZAR/JPY 16.60円
高金利通貨買いなので、スワップが目当てだったのですが、ちょっと想定外だったのが、ISK/JPYがマイナススワップに転じたことです。もうしばらく待てば元に戻ると思いましたが、あまり引っ張っても精神的によろしくないので、1.335円なんて思いっきり下がったところで決済。
続いて ZAR/JPY も14.00円で決済。この二つの通貨は完璧に見捨てました。
TRY/JPY はもうちょっと引っ張ってもよかったのですが89.00円の指値が刺さって決済。これはスワップがついてわずかですがプラスでした。
同時に、ドル円のコール売りで多少はヘッジしたので、いくらかプレミアムは得られましたが、焼石に水。
結局、まあまあの結果だったのはNZD/JPY。それほど大きな動きがないので、スワップ分だけプラスになるし、単独でオプションも使えるので、そこそこ利益が出せました。しかし、ISK,ZARの損失が大きいので結局は失敗です。
時期が悪かっただけでなく、ボラティリティをよく調べなかったのも敗因の一つでした。やはり、TRY,ISK,ZARなどの高金利通貨のボラティリティは高いのでした。このあたりはまた別の機会にレポートします。
ただ、助かったことはレバレッジを3倍と低めにしていたことです。全体としては致命的な損失にはなりませんでした。
FX取引歴も5年近くになるので、少しは学習できたってことですかね。
教訓:マイナー通貨は素性をよく調べてからトレードしよう。
(たぶん、もうトレードしないでしょう。やっぱりオプショントレーダーなもので。)
2008年07月09日
FXボラティリティ
久しぶりにEUR/USD,USD/JPY,EUR/JPYの1ヶ月もののボラティリティを載せてみます。
1年前の8%という低水準に比べてこの1年間は大きく動きました。USD/JPYの20%超えが二度、15%超えも入れると四度という荒れようでした。
最近はどの通貨ペアも10%前後に落ち着いてきました。
オプションの売りはボラが高いほど高いプレミアムが得られますが、その分価格の急変は大きなリスクとなります。
EUR/USDのようにボラの急変や価格の急変が少ない通貨ペアが、オプション取引のシステム化には向いていると思います。
今、シストレナビでボラティリティの記事を書いています。かなりスローペースで記事を書いていますので、このブログの記事の意味がよくわからない方は、まずそちらをご覧ください。
2008年06月19日
雑誌に紹介されました
最近オプション取引の記事を書いていませんでしたが、最近発売された \enSPA! '08夏臨時増刊号で紹介されました。
通貨オプションの特集のコーナーです。
取材で色々と話はしたのですが、掲載されたのはターゲットバイイングの話だけです。
ドル円で説明したのですが、なぜか豪ドル円にすり替わっていました。
実際、SAXO系の業者だと、豪ドル円の取引がディーラー経由になるので使い勝手はあまりよくありません。スワップ派なら自動でいけるNZドル円の方がいいかもしれません。
あと、重要なレバレッジの話が抜けているので、初心者の人は気をつけた方がいいですね。オプションの売りはスワップと同じくレバレッジコントロールが命ですから。
2007年12月15日
高金利通貨買い+オプション戦略
久しぶりにFXオプション取引に関する記事を。
SAXO系の業者で最近、アイスランドクローナISK/JPYのトレードができるようになったということで、高金利通貨買いとオプションを合わせた戦略を考えてみた。
まずは、高金利通貨ってどんなものがあるのか調べてみた。
http://www.saxobank.com/?id=824
これでNZDより高金利な通貨を集めてみると、
ISK:13.45%
TRY:15.8%
ZAR:10.5%
などがあった。最近よく聞く高金利通貨だ。
本来ならこのようなマイナー通貨はボラティリティを考えなくてはいけないところだが、金利が10%を超えていることから、ここでは深く考えずにクロス円のスポット買い。
ただ、価格の桁数が違うので購入通貨単位は同じではいけない。最近のレートはざっと、
ISK/JPY=1.7-1.95
NZD/JPY=75-100
TRY/JPY=80-100
ZAR/JPY=15-18
なので、それぞれ100万円程度とすると、購入通貨高はそれぞれ
ISK/JPY:500,000
NZD/JPY: 10,000
TRY/JPY: 10,000
ZAR/JPY: 50,000
くらいにしておく。
ただ、このままでは普通の高金利通貨スワップ狙いトレードでしかないので、ここでヘッジのためオプション取引を使う。
当然、これらのマイナー通貨ではNZD/JPYを除いてオプションには対応していないので、円高時のヘッジのため、USD/JPYのオプションを利用。円高時のヘッジというと、USD/JPYのプット買いが正当法だと思われるが、今回は、50,000ドルのUSD/JPYのATMでのコール売りを実行。
但し、これは完全に円高時のヘッジになっているわけではなく、円高時にプレミアムが取れるという程度でしかない。
しかし、コール売りを繰り返すことで、高金利通貨買いの為替差損を多少でもカバーすることができる。逆に円安になってもUSD/JPYスポットのショートポジをショートコールポジに変えることで、ほとんどゼロコストでこの戦略を続けることができる。要はスワップとプレミアムを確実に取るための戦略なのである。
ここで注意することはやはりレバレッジ。急激な円高に対してはヘッジできないので、マイナー通貨のクロス円という急激な変動に耐えられるようレバは2、3倍程度に抑えておく必要がある。
ちなみに国内でSAXO系のFXオプション取引が可能な業者は下の二つ。
2007年11月03日
オプションシステム3
前回のシステム2に対して、枚数を変化させたシステムをテストしてみました。これをシステム3とします。
システム3
決済したときにプレミアムとの差額で損失が出た場合に、次のオプションはATMではなく80デルタのITMとし、損失をカバーするために1週間単位で最大6ヶ月まで満期を延ばす。但し、3ヶ月以上延ばす場合は枚数を2倍とする。
IVを7%, 8%, 9%, 10%, 11%と変えたときの資産曲線です。
これも、もともと利益の出ていた11%、10%では枚数の効果を出すほど満期を延ばす必要がないので、違いはありません。7%、8%の場合、7%の方が効果が出たため、7%と8%の差が小さくなりました。しかし、リスクが大きくなる割にはあまりリターンは大きくなりません。
枚数を増やすことはその場しのぎにしかならないので、あまり効果的ではないということでしょう。
結局、適切な損切りが必要で、枚数を増やすのはレバレッジに余裕ができたとき、つまり、勝っている局面に限るということです。当たり前の結果が出たというわけです。
ATM売りのオプションシステムの検証もここまでにしておきます。実際のボラがわからないと正確なバックテストができないことには変わりありませんので。
2007年10月30日
オプションシステム2
前回のシステム1では、ATMのプットとコールを売り続けるだけなので、当然、IVに比べて実際の変動が少ない場合しかうまくいくはずはありません。今回はシステム1に以下の条件を加えてシステム2としてみました。
システム2
決済したときにプレミアムとの差額で損失が出た場合に、次のオプションはATMではなく80デルタのITMとし、損失をカバーするために1週間単位で最大6ヶ月まで満期を延ばす。
IVを7%, 8%, 9%, 10%, 11%と変えたときの資産曲線です。
もともと利益の出ていた11%、10%ではそれほど違いはないですが、完全にマイナスだった7%、8%の場合、プラスに転じさせるほどの威力はないものの、損失は半分くらいに減らすことができました。
まあこのシステムでは、勝ってる場合には関係ありませんが、負けた場合にその損失を先送りして取引回数を減らすので、このような結果になったのだと思います。
しかし、これもボラティリティに大きく影響を受けるので、実際にどうなのか何とも言えません。
相場のトレンドなどに合わせて取引価格などを変える方がいいのかもしれませんが、ここを調整してしまうとカーブフィッティングになりかねないので、あまりやりたくないところです。
同一枚数の取引ではこれが限界かもしれません。最後の手は枚数を変えることです。
2007年10月28日
オプションシステムトレード第2弾
前回の通貨オプションを使ったシステムトレードでは、1ヶ月満期のオプションを1年間ちょっとだけしかテストしなかったので、取引回数が少ないという問題がありました。
今回は、SAXO系の通貨オプション専用ですが、1週間満期のオプションを繰り返すシステムのテストを行ってみました。期間も金利データが揃っている2001年から7年間分、トータルで350回ほどの取引回数を確保しました。但し、1週間もののIVのデータがないので、何パターンか固定してやってみました。
通貨ペア:EUR/USD
期間:2001年1月~2007年10月
取引日:毎週金曜日
オプションの満期:1週間
IV:7%, 8%, 9%, 10%, 11%
システム1
ATMでプットとコールを売る
満期で権利行使されたら決済
今回はシステム1のみの結果です。
横軸は取引回数で、縦軸は1ユーロ当たりの累積損益(ドル)です。
システム1はほとんどランダムなトレードなので、前回のテスト同様利益が出ることは期待していなかったのですが、結果を見るとやはりIVにかなり影響を受けることがわかりました。
あと、過去1年間のパフォーマンスが高いことがわかりますが、これは、IVを固定してテストしているので、最近1年間のIVが実際にはかなり低めに推移しているためだと思われます。
いずれにしろ、正確なIVがわからなければ正確なバックテストはできないということになります。
なので、このシステムを改良するとしても、明らかに低いIVでも利益が出るようなシステムにならないと使えないことになります。
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