2007年06月26日
「ミリオネアFX」の類のシステムについて
- toyolab
- 13:58
- コメント (20)
- カテゴリー:システムトレーディング
当サイトでは、個別の情報商材のアフィリエイトはやってないのですが、Google AdSense で、FX商材のリンクが勝手に表示されることはよくあります。自分のサイトを見ていて、ついついクリックしてみると、また同じ商材の宣伝だったりすることも。
最近「ミリオネアFX」というFX商材が人気のようですね。これを購入したわけではないので、このFX商材自身の評価をするわけではありません。あくまで、クロス円の複数の通貨ペアの週足でシグナルを出すシステムということから、一般論としてコメントしておきます。
まず、トレード対象がクロス円のみということですが、確かに複数の外貨に分散してはいるものの、対象はすべて円なので、円の動きの影響が大きく出ます。最近は円安のトレンドが継続しているのでうまくいっているのでしょうが、個人的にはクロス円のみでのシステムトレードはリスクが大きい気がします。
もう一つ週足でのシグナルですが、確かにシンプルなシステムであれば、時間足より日足、日足より週足の方がだましに会いにくいということが言えます。但し、その分、大きなドローダウンを覚悟しておく必要があります。週足でのシグナルのようにシグナルの頻度が低い場合、かなりの期間でのバックテストが必要となります。しかし、週足ではデータ数がそれほど取れないので、十分なバックテストができるかどうかが疑問です。もし、これまでのバックテストで大きなドローダウンがないとしたら、それが現れるのはこれからです。
円安のトレンドが継続する短期的な運用なら大丈夫かもしれませんが、何十年も運用に耐えられるシステムではないと思います。安易にシステムトレードを始める前に、システムトレードについてよく調べた方がいいでしょう。
2007年06月16日
シストレナビ
- toyolab
- 23:32
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- カテゴリー:システムトレーディング
2ヶ月前にシストレナビっていうサイトがオープンしたようで、久しぶりに覗いてみると、なんと当ブログが人気ランキング10位に入っていました!
自分で登録した覚えはないのですが、まだ登録ブログ数も少ないので上位に食い込めたようですね。
やっぱりシステムトレードの記事って見る人が多いんですね。
2007年06月09日
システムトレードとの付き合い方(続き)
- toyolab
- 16:05
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- カテゴリー:システムトレーディング
先日、IPAMのシステムを5000ドルで運用始めて、1週間も経たないうちに4000ドルになってしまいました。普通の精神状態なら、これは耐えられないとやめてしまうかもしれません。私もバックテストの結果しかないシステムで、本運用でいきなりこれだけのドローダウンを食らってしまえば、即撤退することでしょう。
では、なぜこのシステムをやめないのか?
理由の一つはこのシステムの分散性です。トレーディングシステムを作ったことのある人なら経験あると思いますが、通貨ペア、タイムフレーム、戦略を固定したシステムでも一時的に利益を出すことはできますが、ちょっとでも条件を変えると全く逆の結果になるということもよくあります。そういう不安定なシステムは簡単にできてしまいます。しかし、不安定なシステムでもお互い相関の少ない複数のシステムを同時に実行すれば、リスクを分散させることができ、ある程度システムを安定化させることができます。システムトレーディングでは、個々のトレードに執着してしまうと、全く信用できなくなってしまいますので、トレードの集合、さらにシステムの集合として評価する必要があると思います。
このシステムの具体的な戦略はわからないにしろ、システムを分散させるという考えとして間違った方法ではないと感じるので、ここで撤退するのではなく、最低1年はつきあっていきたいと思えるのです。
そして、もう一つ、撤退しない理由。それは最大のリスク、投資資金がなくなることを許容できるからです。
私はスワップ+オプションを利用した一つのシステム(といっても裁量が入るので完全なシステムではありませんが)を自分のものにしたと思っています。これは高い年率は期待できませんが、その分、投入した資金に見合ったリターンが得られます。
この心理的な余裕から、5000ドル程度であればそれがなくなるというリスクを受け入れることができるのです。
なーんだ、そんなことかと思われるかもしれませんが、システムを見る目を養うこと、最大のリスクを許容する金銭的、心理的状態を作り出すこと、これは人の話を聞くだけではわからないことです。実際に失敗を繰り返してはじめてわかることも多いのです。相場の世界、楽して儲けることはできない代わりに、努力は報われるものです。
システムトレードとの付き合い方
- toyolab
- 10:06
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- カテゴリー:システムトレーディング
私とほぼ同じ時期にM4スーパーFXを購入してIPAMのシステムを運用を始めて詳細な報告をされていたブロガーがいらっしゃったのですが、既に撤収されてしまいました。
私もコメントでエールを送ったばかりだったのに、残念です。
ただ、撤収された理由もよくわかります。以前の記事で書いていますが、このシステムは、5月に-18%という最大ドローダウンを記録しています。システムトレードで20%程度のドローダウンは当たり前だと思いますが、-18%というドローダウンを大きく感じるのは、過去の月別の最大ドローダウンが7%程度だったからです。
過去の実績(単なるバックテストではなくリアルな運用結果)を見てシステムを導入する場合、普通はこれまでの最大ドローダウンが最大のリスクだと思い勝ちです。なので、そのリスクを超えた場合、耐えられなくなることはよくあります。おそらくこれが普通の精神状態だと思います。
また過去のデータで隠れている部分、それは日単位で見たドローダウンです。月単位での最大ドローダウンがたとえ7%であったとしても、それは単に月末時点での評価に過ぎません。月の途中でさらに大きなドローダウンがあったとしても、その後回復すれば、その記録は表には表れません。その表には表れないドローダウンを運用途中に経験してしまうと、精神的に参ってしまうことも普通です。
ここまで、こんなドローダウンを経験すればやめるのが普通と書いてきましたが、私は今のところ全くやめようとは考えていません。それは何故か?続きは後ほど・・・
2007年05月15日
シストレ再参入するか
- toyolab
- 13:27
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- カテゴリー:システムトレーディング
私の中ではすっかりブームは去ってしまったシステムトレーディング、シストレですが、巷では今、流行っているようですね。最近は冷めた目で見た記事しか書いていませんでしたが、昨日、こんなシステムを見つけました。
2年で1440%というのが目に飛び込みますが、これは複利での運用結果なので、そう驚くものではありません。でも、月次リターンも平均十数%でマイナス月が3回しかないということで、この通り運用できれば悪いシステムではありません。
結果はともかく、ちょっと興味がそそられたのは、EURUSD, GBPUSD, USDCHF, USDJPY, USDCAD, EURJPY, GBPJPYの7通貨を、複数のタイムフレームと、複数の投資戦略にて売買するという点です。
以前、シストレをやっていた頃、満足のいくものができなかったのは、結局、通貨ペアやタイムフレームを固定してシステムを作っていたからかもしれません。
今回複数の通貨ペアと複数のタイムフレームを使ったシステムのアイデアが浮かんだので、再度、シストレに参入してみようかなと思いました。再び玉砕するかもしれませんが、ダメでもスワップ+オプションがあるので、ある意味気楽に取り組めます。
2007年04月22日
FXレンジトレードの最適化
- toyolab
- 11:26
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- カテゴリー:システムトレーディング
相変わらず、平日はブログ書く暇がありません。
今日は久々にシステムトレードの話題を。
4月のカレンシートレーダーマガジンからの記事の抜粋です。
原題は、"Optimizing FX range trading"です。
一言で言うと、時間と金利差のフィルターをかけることでレンジ相場での利益を改善しようという話です。
まず、金利差のフィルターは、レンジ相場を形成しやすい通貨ペアを選ぶためです。金利差が小さい通貨ペアがレンジ相場になりやすいということですが、GBP/USD など必ずしもそうではないので、結局は、実際の1年間のレンジを見て、EUR/GBP, EUR/CHF など欧州通貨ペアや、USD/CAD が適切であるとしています。
次に時間のフィルターですが、24時間のうち、トレードする時間帯を選択するということです。具体的にはNY時間で0時から3時、13時から23時までをトレード時間としています。基本的に動きの大きいロンドン時間を避けるということです。
時間フィルターの効果をバックテストとして示してあります。
トレーディングシステムは、15分チャート上で14バーのRSIが30%を下回った時に買い、70%を上回った時に売るという非常に簡単なものです。
これをレンジ相場になりやすいEUR/CHF に24時間適用させた場合の利益曲線です。
期間は2005年から2006年の2年間で、売買単位は100K通貨単位です。
2年間で損益0には戻っていますが、大きなドローダウンがあり、このままでは使い物にはなりません。
これに時間フィルターをかけてトレード時間を制限した場合の利益曲線です。
ドローダウンも小さく抑えられてフィルターなしに比べていい形の曲線となっています。
レンジ相場を想定したシステムではトレード時間を選んだ方がいいということです。
以下は私見ですが、このようなデイトレのシステムでは取引回数も多いので、1pip のスプレッドの差でも大きく結果が変わってきます。さらに、リアル口座でよくあることですが、スリッページが不利な方向にかかってくると、結局バックテスト通りにはならないということもあるので、注意が必要です。
2006年11月07日
為替マーケットの特性の変化
- toyolab
- 09:59
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- カテゴリー:システムトレーディング
Currency Trader Magazine 11月号に興味深い記事があったので紹介する。
Currency trends and volatility という記事の中で為替マーケットの特性を Skewness(歪度)とKurtosis(尖度)という統計値で表している。
詳しいことは省略するが、ボラティリティという変化の度合いの分布が正規分布からどうずれているかを表すもので、歪度は正規分布の対称性からのずれを、尖度は正規分布のとんがり具合のずれを表す。どちらも正規分布の場合0になる。
この記事ではUSD/CAD, USD/JPY, GBP/USDの通貨ペアで6ヶ月ボラティリティに対して歪度と尖度の時間的変化をグラフ化している。
いずれも、ある時期から急に歪度と尖度の変動幅が明らかに小さくなっている。それはいつかというと、1999年ユーロの導入時である。
もっとも顕著な例が USD/CAD である。
99年以前ではボラティリティの分布に偏りがあったのが、99年以降では正規分布に近づいているということである。
これは明らかにマーケットの特性が変わったことを意味する。ユーロの導入はそれだけ大きな意味のある出来事だったとも言える。
また通貨ペアによってこれらの特性の変化の仕方も違うので、結局この記事は、それぞれのマーケットには固有の特性があるので、一つのシステムを異なったマーケットに適用するアプローチは失敗に終わる、という結論で締めくくられている。
確かに通貨ペアの違いによる特性の違いは明らかだが、かと言ってカーブフィッティングなしに通貨ペアに特化したシステムが作れるかどうかも疑問である。
それより私が衝撃を覚えたのは、USD/CADのボラティリティの特性が99年を境に劇的に変化しているといっても、それがただチャートを見てもよくわからないということである。
確かにボラティリティ自身が小さくなっているわけではないので、それなりに変動はしている。しかし、この違いがトレーディングシステムに影響を与える可能性は十分にあると思われる。
もし、直接的でないししろ、ボラティリティのずれを利用したシステムであれば、システムのパフォーマンスが99年を境に低下する可能性があるだろう。しかし、その理由はもしかするとわからないかもしれない。
バックテストは長ければ長いほどいいと言われるが、マーケットの特徴が変化しているのであれば、果たして99年より前のテストが必要かどうかも疑問となる。
マーケットの特性の変化がわからない間に起きてしまっているかもしれないと思うと、ますます自分のシステムが信用できなくなってしまった。
2006年10月12日
システムトレーディングと自動売買システム
- toyolab
- 14:54
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- カテゴリー:システムトレーディング
mixi の自動売買のコミュニティに入っているせいかもしれませんが、最近、自動売買を目指す人が増えているような気がします。
私も最初はそうだったので、そう思う気持ちはよくわかります。
ただ、今になって考えると、自動売買システムは単なる手法であって、重要なのはトレーディングシステムなのです。
私がシステムトレーディングを始めた頃は、はっきり言ってシステムトレーディングをなめていました。システムなんて簡単にできるだろうから、それを自動で動かせれば目標達成、つまり「手ぶらで為替取引」の完成だなんて思っていました。
実際、自動売買システム自体は早い段階で完成できました。最初はDynaorder という発注ソフトを使った自動化、その後、MetaTrader のExpert Advisor による自動化でした。誰でもすぐにできるというわけではないかもしれませんが、ちょっとプログラムが書ければ、そんなに難しいものではありません。
しかし、システムトレーディングの難しさを実感したのは自動売買システムが完成した後でした。その過程はこのブログにも時々書いてきましたから、詳しいことは省略します。
結果的に今では自動売買はおろか、システムトレーディングすらやめてしまいました。しかし、それはシステムトレーディングそのものの有効性を否定したからではありません。システムトレーディングの有効性は十分に認めています。でも、自分で納得できるシステムができませんでした。
システムトレーダーとして実績を上げられている方からは「納得できるシステムなんてそう簡単にできない。あきらめが早すぎる!」とお叱りを受けるかもしれません。でも、私の場合、オプション取引という代替法を見つけたので、早々とあきらめがついただけです。
これからシステムトレーディング、自動売買システムを目指していく人は、相当根気強く取り組んでいかないと目標は達成できないかと思います。途中であきらめた立場で言えた義理ではありませんが、他人のシステムを買って済ますのではなく、自らシステムを開発してがんばろうという人たちにエールを送りたいと思います。
2006年09月13日
ポイント&フィギュア作成ツール
- toyolab
- 15:18
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- カテゴリー:システムトレーディング
昨日、SaxoTrader のP&Fチャートをご紹介したが、よく見るとどうもおかしい。
昨日ドル円で118円を越えたのに、118円のところに×が更新されないし。
こうなってくると、やっぱりプログラマとしての血が騒ぐ。P&Fチャートを作成するツールを作ってみた。
ツールといっても、これまで作ってきたバックテストや色々な評価ソフトにちょっと追加した程度なのでたいした作業ではない。
とりあえず、MetaTrader からexportしたデータを読み込ませて、P&Fチャートをテキスト形式で出力するだけ。正味2時間くらいで完成。こんな感じのチャートが出力された。
レートの関係でSAXOのチャートと若干変わるが、このチャートではトリプルトップをブレイクした買いシグナルのパターンになっている。なかなかP&Fというのも相場のポイントが見やすくなっている。もうしばらく眺めてみることにしよう。
ちなみにこのツール、ブログのネタのためのものなので非売品です。
2006年07月15日
あるシステムトレーダーの本音
- toyolab
- 12:38
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- カテゴリー:システムトレーディング
私は以前自分のシステムを売ろうと考えたことがあった。
それはなぜだったのか?
自分なら買ってもいいと思うだけのパフォーマンスがあったから。
それも一つの理由だったかもしれない。
でも、そのパフォーマンスが将来も保証できるわけではない不安、一時的なドローダウンのリスク。
それらをヘッジするためには、継続してコンスタントに得られる収入が必要だった。
そちらの方が大きな理由だったのではないかと思う。
ではなぜ、売らなかったのか?
その大きな理由は、逆に、自分でも買いたいと思うパフォーマンスが出せなくなったから。
それでも、システムのパフォーマンスをヘッジするためにシステムを売ることはできただろう。
でも、そうしてしまったら、もはやシステムをヘッジするためではなく、システムなんてどうでもよく、
ただシステムを売ることが主体になってしまう。本末転倒だ。
今はどうだろう?
システムを売りたいとは思わない。
なぜなら、システム自身がリスクをヘッジしてくれるシステムだから。
リスクヘッジを他人に頼る必要がないから。
本当に自分に合っていると思えるシステムなら、自分が使うだけで十分だ。
でも、そう思っているのも自分だけかもしれない。
世界中で大量のシステムが売りに出されているのだから・・・
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