『新メタトレ実践本・二刀流本』共通企画:Block EAの連載始めます
2022年もあとわずかです。今年は、拙著のkindle本のアップデートを行いました。実際は3冊ありますが、この記事は、以下の2冊に関するものです。
『新MT4対応ライブラリによるメタトレーダーEA実践プログラミング』(新メタトレ実践本)
『メタトレーダー4&5共通ライブラリによるEA開発入門』(新メタトレ二刀流本)
どちらも独自のライブラリを使ったEAのプログラミング本なのですが、これまでは、『新メタトレ実践本』はMT4のみ対応、『新メタトレ二刀流本』はMT4、MT5の両方に対応でした。
今回のアップデートでは、『新メタトレ実践本』のライブラリとして、『新メタトレ二刀流本』の共通ライブラリを採用しました。
つまり、『新メタトレ実践本』『新メタトレ二刀流本』どちらからでも共通ライブラリが入手できるようになったのです。
そこで、『新メタトレ実践本』『新メタトレ二刀流本』の共通企画として、共通ライブラリを利用した「Block EA」というシステムの連載を始めたいと思います。
Block EAとは、共通ライブラリの細かい関数仕様などがわからなくてもブロックを組み合わせることでEAのプログラムが作れるシステムです。Googleが開発したBlocklyというライブラリを使っています。
Block EAの開発経緯については、以下の記事をご覧ください。
Block EAのサイトにも簡単な使い方を掲載しているので、本書の共通ライブラリの使い方をご理解いただけていれば、それほど難しくはないと思います。
ただ、BlocklyはもともとCやC++に対応していないので、MQL4、MQL5のコードに変換するために、ちょっと使い方に癖があります。
そのちょっとわかりにくい部分を開発時のメモとして以下のような記事にしています。
- Block EA 今日のワンポイント:変数の宣言
- Block EA 今日のワンポイント:テクニカル指標関数
- Block EA 今日のワンポイント:売買シグナル生成ブロック
- Block EA 今日のワンポイント:2本のラインの交差判定ブロック
- Block EA 今日のワンポイント:関数の作成
- Block EA 今日のワンポイント:ブロックのコメント
- Block EAでカスタム指標プログラミング
これから本サイトでは、Block EAを利用して具体的なEAを作る手順を紹介していきたいと思います。
なお、Block EAはWeb上のシステムなので、ダウンロードとかインストールの必要はありません。ブラウザからアクセスしてすぐに使えるようになっています。
また、現在のところ、Webシステムでありがちなユーザー登録もなく、アクセス情報なども一切記録していません。安心してお試しください。